施設入居時の身元保証について
介護施設や高齢者住宅に入居をする際は一部の施設をのぞき身元保証人を立てることになり、その後お手続きを進めることができます。介護施設や高齢者住宅への入居において身元保証人はどのような役割をするのでしょうか。
ここでは、介護保険施設や高齢者住宅に入居する際の身元保証人の役目についてご説明いたします。
(以下、介護保険施設・高齢者住宅を施設とします。)
身元保証人の役割
身元保証人の役割は主に次の6つ軸から成り立っています。
連帯保証人(金銭的な保証について)
身元保証人は特別な事情がない限り連帯保証人としての責任を負い、施設への入居中、お支払いなどが何らかの事情で滞ってしまった際には、連帯保証人としてサポートします。
ケアプランの確認・同意
施設へ入居する際には、どのような場合に主治医の往診を受けるのか、またどのようにご本人に合わせたリハビリを進めていくのかなど、ケアマネージャーと相談しながらケアプランの作成を行っていきます。その際、身元保証人はケアプランの内容をご本人様と一緒に確認して、ご家族と同じ立場となって同意欄に署名をいたします。
ご本人様だけで悩まれないよう充分なサポートをさせていただきます。
日常的な支援
高額な金銭は、施設への持ち込みができないため、その都度必要な分の金銭の受け渡しを身元保証人が行います。また、ご本人の状態にお変わりがないかお伺いし、ご希望される際には身元保証人が施設に訪問してご状況を直接確認させていただきます。
施設の入居や移転・入院時のお手続き
身元保証人は施設入居や移転・入院などの手続きの際には、ご本人様とご一緒に注意事項などの説明を受け、身元保証人として署名をいたします。またご本人様がご体調などによってお手続きを自ら行うことができない場合にはご本人に代わり手続きを代行をいたします。
緊急時のかけ付け
特別は事情のない限り、緊急連絡先としての役割を身元保証人が担当いたします。また、ご入院中や施設へのご入居中など、ご本人の容態が急変してしまった際には、かけ付けを行います。
ご遺体や遺品を引き取り、葬儀・供養を行う
ご本人様のご逝去の際には、身元保証人は医師による死亡確認に同意し、身元の引き受け、葬儀・供養などを執り行うと共に、ご本人のこれまでの医療費の精算、お部屋の片づけ、必要に応じて電気・ガスの解約手続きなどを行います。
以上のように施設への入居にあたり身元保証人は多岐にわたるサポートをさせていただいております。安心してお客様が日々暮らせますよう、私どもの協会ではご家族のような立場になってお客様の気持ちに寄り添ったサポートをいたしております。
また、知多・大府・美浜・南知多にお住まいの方に当協会では身元保証人やその業務内容についての無料相談を開催しております。どうぞお気軽にご相談ください。